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2008年 9月 13日 (土) のアーカイブ

北湖へ向かう… 2008.9.13

毎年、9月いっぱいのほとんどは、荒れない限り釣れる釣れない関係なしに北湖へ向かうことが多い。
今年も9月に入ってからは、北湖が荒れてない以外は北湖ばかり行っている。
投げるメインルアーはもちろんスピッツ。
豪雨があって少し濁りが入った北湖だけど、それまでは順調な釣果を出していた。
例年から比べてみると、今年の北湖は当たり年!?
それはなぜかと言うと、例年になく追いかけてくる出てくるサイズが圧倒的にでかい。
目で見える範囲の情報だけですが…
過去に琵琶湖でトップ50が最後に行われた状況によく似ている。
その時は、スタッガー&スピッツで1日ごとに北湖へプラし、常に10キロ以上でマックス15キロ。
3キロ平均のバスをたった1時間で5本揃えることができるほどの状況が続いた。
が、台風接近で状況は一転…

ちょうどその頃のバスの動きによく似ている。
問題は、その後のバスの動きで当時の夢のような状況になるかだ。
出だしがよく似ているだけに今年は期待大なのだ。
ハスの動きも、アユの動きも似ている。
バスの出る場所も素直。


まぁ、こんなことで北湖へは特別な期待があって出向くことが多い。
行ってみなきゃわからないのが北湖で、行って駄目、荒れてきたら一気に南湖まで帰らないと釣りはできない。
間がないだけに北湖へ一気に走る時の緊張感は今でもたまらないのだ。
釣れなくても追いかけてくる姿は必ず見えるし、追いかけてくるデカバスが食えばどれだけの凄さかになる。
集魚力のあるルアーは他にもたくさんある。
しかし、集魚力があっても食わなければ意味もない。
スピッツ、スタッガーは集魚力はあるし、同時に食わすために考え出したルアー。
集魚力を上げて食わすことも可能なルアーが理想だけど、実は集魚力を上げすぎると食わすことが低下することが経験上では答えとなっている。
バスが食う食わないを判断させる前に、発見=食うにつながるルアーはスピード調整がかなり重要性をしめてくる。
スローなスタッガー、早いスコーン。
スローなスピッツ、早いスピッツ。
スローでも、早くても動きは同じで、なおかつ同じレンジを引けること。

追ってくるバスを見たければスローでよく動くルアーを投げれば追いかけてくる。
しかし、現実は追ってきただけで食おうとしないバスばかり。
これがクリアーレイクの落とし穴となる。
集魚力のある動きが大きなルアーで食わすためには、他の要素が必ず必要になってくる。
時期は、特に春に効果がでてくる。
他の時期なら天候がかなり重要。
食わすためには、ルアーが隠れるようなストラクチャーが必要。

スタッガーを開発する前に、様々な動きのある、動きの違いの形をテストしてきた。
結果は、僕の答えはスタッガーの形になった。
そして、スタッガーにはできないことをと、スピッツを作り出した。
この2つは、単純言ってに追ってきて食わないバスを食わすために作りだしたルアー。

スタッガーは、ある程度に集魚力を持たせた。
集魚力をもっと上げるために動きを大きくしたスタッガー(過去の名はブルーザー)もテストしたが、追ってくる量は増えても食う量が少なくなってくる現象が出てきた。
ある意味、スタッガー&スピッツはそのような特殊な状況に対応すべく作りだした物。
集魚力をより上げた動きの大きいルアーは、その他の状況に対して効果があるものだ。
それを理解することで、状況に合わせて追いかけてくるバスを食わす。
対応するために色んな動きのルアーがあることも忘れてはいけない。

DSC_043411.jpg ↑杉井君

見えるクリアーレイクで、ルアーの動きに対してバスがどんな反応するか?
バスの周りの環境、ベイトはどのような動き、位置関係をしているか?
見えることを追求していき、見えない世界へそのまま持っていく。
そうすると、濁ったフィールドでも想像はふくらむ。

バスに対して、ルアーを発見させることは食わす前提になる。
まず発見させるために何が必要なのか?
ルアーの機能面ばかりではないことで、キャストする位置も音も重要なことになる。
バスがルアーを発見して、はじめて食うか食わないかを判断する。
その判断基準は何か?
ルアーのシルエット、音、カラー、動き、スピード様々な要因があるはず。
シルエットにしても、バスから見るシルエットは様々だ。
ボトムを常に取るテキサスやジグは、上方向から見ることが多いだろう。
巻物に関してなら、横、後ろなど様々な方向から見ることになってくる。
ルアーを上から見る場合、バスにとっては、まずラインの存在に気付くことになることが多いでしょう。

様々な考えがある一部だけど、全て経験から出てきたこと。
まだまだ発展する可能性はあるだけに、まだまだ北へ行って追求はしていきたい。
どんな状況でも釣ることが可能にするためには、一つのルアーだけでは無理になってくる。
コンスタントに釣るためには、様々な状況に対応するルアーも必要だし、試す行動が一番大事なきっかけになってくる。
想像以上に奥深いのがバスの動きでもあるし、バスフィッシングの釣り方も同じです。
見えない世界を見えるように釣っていくことができるように、見える要素は全てプラスに持っていくようにしたい。
北湖は、僕にとってそんな研究の場でもある。

ルアーは、動いてるからルアーに思いがちです。
動かないルアーは、なんじゃこんな動かないルアーは!って思うかもしれない。
けど、動かないルアーの必要性は今後さらに増えてくると僕は思っている。
動かないスピッツのようなルアーをまずは広めていくことが、僕の今後に作り出していくルアーへの理解につながると思っています。

状況があるからこそ生きるルアーがある。
状況に対応するためにこそ、様々な種類のルアーなどのタックルが必要になる。
全ては効率よく釣るためにだけど、フィールドの違いや狙いのサイズによって変わってくる。
行くフィールドの環境、状況を知ることが、このルアーが必要だとつながってくるはずです。

北湖だけのスピッツに思えるけど、南湖でも効果は抜群です。
特にターンオーバーが入れば強い…
もう生産してないスピッツだけど、持ってたら投げて試してください。
まだ残ってて売ってるお店もあるかもしれないですが…
あんな面白い釣りはそうはないですよ。。。
毎年、スピッツのことを言ってるけど、それほど強烈なルアーってことです。
スピッツ&スタッガーの関係は深いです…

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