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2008年 9月 17日 (水) のアーカイブ

スピッツの使い方2 2008.9.17

幻!?とも言われてるスピッツ。


パッケージはこんな感じです。。。
一時期、めちゃくちゃ安く売られてたこともありました。。。悲…
その当時は、大変皆さんにご迷惑をおかけしました…すいません…
自分の手持ちもなかったんで、探して購入することも多々ありました。
今では、探してる人が多くなり入手困難と言われています。
そんなスピッツですが、効果を知る方は大量に持ってる人が多いです。
自分にとっては、名作?と思ってる商品。
スタッガー同様に、使用法を理解できれば凄い威力を持っているワームです。
当時は、このスピッツの使い方、威力を広めることもできなかったです。
文章だけでは伝えにくかった昔に比べ、今の時代になって動画が当たり前になり、その使い方を広めることも可能になりました。

動画は、はじめて杉井君がブラッシュでやっています。
昨年の動画ですが、参考に見てください。
最後に貼り付けておきます。。。
単純作業の繰り返しですが、細かいスピード調整をやっています。
面白いですよ。

さて、スピッツのセッティングを説明します。
持ってない方、ホントすいません…
持ってる方は、是非使ってください!


スピッツは、単なる棒のようなストレートワームですが、頭部分にカップが付いてるのが特徴です。
この手のワームによく比べられるのが、ゲーリーヤマセンコーでしょう。
僕もタフな時には、よく使用するヤマセンコーですが、比べてスピッツは比重がかなりあります。
スピッツの良さは、針持ちが凄くいいこと。
これがないと、ひたすらフルキャストで投げまくって巻きまくるには耐えられないからです。
スピッツは、かなり飛距離がでます。
そして、引くと動きがないのが特徴です。
動かないように作ったのがスピッツです。
ダートしないように作ることが凄く困難でした。
フォールさせても早いです。
ディープをノーシンカーで狙うにも最適なワームです。。。
この場合、ヤマセンコーと使い分けを僕はよくしますね。


見た目の最大の特徴でもあるカップ。
非常に小さなカップですが、想像以上にスプラッシュがでます。
カップがある、ないではバスは全く違う反応を見せます。
それほど重要なカップです。


フックは、ノガレスフッキングマスターヘビークラスを僕は多様しています。
1/0、2/0がベストです。
心配な方は、2/0を使うことをオススメします。


通常の水面高速引きの場合、カップの先が出てる方を上にするようにセッティングします。
反対の場合、スプラッシュはおとなしくなります。
使い分けですが、これだけで全然違ってきます。


フックポイントは、少し薄く入れるだけです。
あまりにも小さなバスが食ってくる場合、フックポイントは深く刺します。
完全にオープンウオーターで、確実にフッキングさせたい場合は、フックポイントを隠す必要もないです。

投げて巻くだけのスピッツですが、タックルは重要になってきます。
ラインは、東レフロロ4ポンドを多様しています。
デカバスが食うことがわかってたなら5ポンドも使います。
5ポンドの場合、ライントラブルが圧倒的に出てきます。
なので、替えラインは余分に持っていくことをオススメします。
一日中投げるんでね。。。

ロッドは、テムジンスカイマスターLVが最適です。
飛距離を出すために、ロッドに十分に乗るロッドです。
そして、パワーがあるロッドです。

問題の引き方です。
様々な種類があります。
大きく分けて…

1,超デッドスロー
キャストして、ラインテンションを貼らず緩めずの滑らかな曲線を保ちながら巻いてくる。
そうすると、スピッツは水面直下をスーッと泳ぎます。
ラインで、水面には小魚が泳いでるようにV字の波紋が綺麗に出来ます。

2,デッドスロー
1の少し早い速度ですが、完全にボディーが水面に出ています。

3,ミディアム
水面直下を早く泳ぎます。

4,ファースト
水面、水面直下を交互に行き来し、時折柔らかいスプラッシュを出します。

5、ハイスピード
水面、水面直下を交互に行き来し、派手なスプラッシュを出します。

大きく分けて5つのスピードがあります。
5つの中で、時折ロッドティップをチョンチョンとやればスプラッシュが出せます。
その場合、ロッドは上へ構えること。

基本は、5です。
フルキャストし、スプラッシュを出し巻くだけ。
これで、その日のバスの反応を見ます。
追ってきて食わなければ他の速度を試していきます。
重要なのは、バスの追ってくるポジション。
ルアーと同じレンジで追ってくる場合が多いと、かなり食い気があるバスのことが多いです。
ルアーより深いレンジで追ってくるバスは、スローに反応することが多い日です。
その中でも、時折出すスプラッシュは重要なアクション、バスを興奮、誘うためのキーです。

あと、もう少し距離があったら食ったかもしれない…
そんなことが多いかもしれません。
ボートポジションは、かなり沖にとることが重要です。
想像以上に深いレンジからバスは出てきます。

狙うのはブレークの場合。
ウイードのアウトサイド以降からデカバスは出てくることが多い。
通常のウイードを狙うボートポジションで食ってくることが圧倒的に多い。
追ってきて食う距離を保つことも重要です。
北湖の場合、8メーターの水深でも平気に出てきます。
スピッツの場合は、20メーターの水深があっても深いレンジから水面まで出てきます。

キーは、ディープが近いショアラインです。。。
これがかなりヒントになります。
あとは、風や波で出来た潮目。
その日に出来た状況でポイントは変わっていきます。
波が出ても想像以上に食ってくることが多いのも特徴です。
風は、重要な要素です。
風でできた潮目、特に岬や取水塔などのストラクチャー周りは要チェックになります。
10メーターある魚礁でも状況がよければガンガン出てきます。

数釣りは、ウイードフラットが最適です。
でも、バスが入れ替わると凄いことにもなります。
今の状況は、ウイードフラットは小さなバスが多いです。
なので、フラットを狙う場合はアウトサイドを意識的に狙うこと。
ルアーの着水地点がアウトサイドになるのがベストです。
なので、ボートポジションはかなり離れてます。
自分のいるボートポジションの水深が、10メーター以上がほとんどです。
沖から攻めていき、少しづつ浅くしていくことです。
デカバスほど、訳のわからぬ何もない深い水深の沖でボイルしていますからね。

是非チャレンジしてください!

杉井君スピッツブラッシュ動画へ

スピッツの釣果が続々と… 2008.9.17


K氏からの報告です。
50超えなくても太すぎるバス!


Y氏からの報告です。
当日は、スピッツアイスマンカラーで、40オーバーが入れ食いだったみたいです。。。
これも太い50オーバー!

スピッツ釣果上昇中!

スピッツの使い方1 2008.9.17

なぜ北湖では表層なのか?
それは、効率よく大きなバスを狙うため。

北湖は、数釣りと言うイメージがある。
サイズ関係ないなら、数は相当釣れる今の時期です。
だけど、数が釣れる中で数本は40オーバーが混ざっても狙ってはなかなかでない。

北湖は、小さいバスの絶対数が相当多いエリアでもある。
デカバスは、南湖のイメージがあるけど、北湖も同様に相当デカバスが多いのも事実です。
しかし、北湖の場合…
急深エリアが多い。特に西岸。
フラットエリアが少ない。
南湖のように目立ったポイントは非常に少ない。
代表的なポイントは、ブレーク、取水塔、沖の魚礁、岩場だろう。
ブレークにかかったウイードは、急深の場合は横に帯状のものが多く、ウイードがなくなればかなりディープになる。
このような北湖では、バスの動きは回遊性がかなり強くなる。

見えてるウイードエリアでは、相当数の小さいバスがかなりいる。
その中で、大きなサイズのバスを狙うのは、しっかりとしたルアーセレクトをし、小さなバスに口を使わせずに場荒れさせずにデカバスを狙う必要がある。
北湖の場合、小さなバスと大きなバスの棲み分けがしっかりされてることが多く、その多くはレンジ別のことが非常に多い。
特に、夏から秋にかけては、多くの小さなバスの活性が上がるので、避ける意識はかなり大切になる。

数釣りには最適で楽しい北湖だけど、デカバスを狙うなら厳しい釣り方を選択しないと結果はなかなかでない。
過去、北湖で試合があった時でも、多くの選手はキーパー30センチを5本揃えるリミットに苦しむ現状がほとんどだった。
キーパーを揃え、キッカーを1本入れるだけでも上位に入れる確率が高い北湖。
南湖で多くの方がやっている釣り方にように、釣れたらデカバスの確率が高い釣り方が存在する。

一つの手段として、僕が毎年メインで使っているスピッツのような表層系ルアー。
なぜスピッツを多様するのか?
その理由を…
見えるウイードエリアで、ルアーをゆっくり引いていると、バスがいないと思ってた範囲から無数の小さなバスが群れで追いかけてくる光景をよく見る。
この状況で、ミノーやトップ、ライトリグを投げると数釣りになってしまう可能性がかなり高い。
小さなバスが食わないように、サイズアップした例えばミノーやトップを使っても、フックが向きだしになった状態では、小さなバスもフッキングしてしまう。
それを避けるために、食ってくる小さなバスをフッキングしないようにできる、フックポイントを隠したワーム。
そして、ある程度長さがあるワーム。
小さなバスが食ってきてもフッキングしなければ釣れないようになる。
ここで重要になってくるのが、ルアーのリーリング速度。
これを意識し、スピード調整していく。

ルアーが泳ぐとバスが発見する率は高くなる。
ルアーの後ろに小さなバスが追ってくる。
これを食わさないようにする場合、スピードを上げる。
上げると、やる気のある小さなバスしか追わなくなる。
そこで別のレンジのデカバスが、発見しルアーを追ってくる場合が非常に多い。
ルアーと、バスの1対1では食うか食わないかになってしまうが、ルアーに対し、バスが複数いる場合は、ルアーを食い争う状況になって食う確率があがる。

複数の大きなバスが追いかけてくるエリアこそ、理想のポイントになるけど、そんなエリアばかりじゃない。
小さなバスは、避けて通れない状況が北湖です。

スピッツをハイスピードでリトリーブし、やる気のある食い気のあるデカバスだけを狙っていくことが単純なスピッツを使う理由。
スピードを高めることによって、デカバスの反応が見え始め、どこのポジションに多いかがわかってくることも有利な点です。
場所がわかれば、食わすことを前提にスピッツを水面直下のスローに引いたりもできる。
もし、小さなバスが追いかけてきて食ってきたとしてもフッキングしなければ次のチャンスにつながる。

スピッツのよさは、ディープレンジにいるバスを引き出す能力があること。
この威力は凄いものがある。
トップ(プラグ)を使うことも多いけど、ほとんどの場合がペンシル系を使う。
使い方のほとんどは、ただ早く巻くだけ。
通常のゆっくりしたアクションを出す使い方はほとんどしない。
その理由も、小さなバスを避けるためです。

日によって様々な状況があるけど、大きく違ってくるのは水面と水面直下は違うということ。
バスにとって、水面に顔を出し餌を食うことは相当な勇気がいるだろうし、そのような状況は相当活性がいいか、そのバスが相当やる気がある。
水面に出る場合は、トップも有効。
水面に反応が薄ければ水面直下を意識する。
トップでもペンシルベイトを多様する理由は、ただ巻きしてもトラブルがないようにするため。
そして、一瞬でも水中の中にダイブできるようなトップを使う。

水面、水面直下を同じ動きで、スピードも遅くしても早くしても同じ動きの出るルアーは、北湖のようなクリアーウオーターではバスに見破られないための重要なキーとなる。
あくまでも僕の経験上ですが…

スローに反応する場合もよくある。
その場合、トップでもスーッとする真っ直ぐの動きを意識的に出したりする。
今の北湖のベイトはアユ。
東岸のディープのバスは、エビを意識していることが多い状況だと思う。
秋が進むにつれて、多くのバスはベイトを意識し出す。
デカバスを狙うに当たっての重要なファクターとして、ハスの存在はかなり大きい。
ハスを追うバスは、かなり大きなサイズになってくる。
アユの動きも重要だけど、アユになればどこでも目で見えるほど今年は豊富にいる。
昨年と大きく違ってる点でしょう。
ベイトの豊富さもあって、今年の北湖は好調に見えるかもしれない。
ハスの動きを注目することで、ハスのいるエリアを意識的に狙うことがデカバスの確率を上げる要素にもなってくる。

ハスは小さいサイズもいれば、かなり大きなサイズもいる。
そのほとんどは群れで行動するため、ミノーや表層系で釣っているとハスはチェイスしてくる姿が見える。
そんなエリアは必ず覚えておいた方がいい。
しばらくそこにいたハスも動き出す。
結構、しばらくの時間、同じエリアにハスはいるものです。
そういったエリアは要注意。

ハスがいるエリアでは、デカバスを狙うための意識したルアーセレクトをさらに重要視する。
ハスは大きいのでスピッツは小さい。
なので、スタッガーを使う。
単純な考えだけど、これだけでも確率はあがる。

ほとんどが表層系の水面、水面直下を意識した釣り方。
おもっきり回収するルアーの速度よりも、早く泳ぐバスの姿を実際見ることは、今までの想像をはるかに超える現実を見るかもしれない。
想像以上に早いバス。
そんなバスは、ためらいもなく一瞬で食ってくる。
見たらやめられないです。。。

追う姿、食う姿、バスの行動、ベイトの行動、水中の見える世界を見えない濁りの世界に持っていくだけで想像はふくらんでくる。
クリアーウオーターでバスの動きを学ぶことは、とてもプラスになるはずです。
残念ながらスピッツは生産中止になったアイテム。
現在で、店頭に並んでるものしかない。

スピッツを超えるものをと、今まで様々な形を作ってテストしてきたが、超えるものができないのが現状です。
復活させたい気持ちは十分あって、今年に本当は発売したかった。
でも、無理でした。。。
今年、もう一度色んなことをテストし、駄目だったら来年リバイバルさせるつもりです。
できたらですが…

スピッツの釣果の最大のピークは、ターンオーバー時。
まだまだこれからなのがスピッツ。
北湖も行くたびに釣果が上がってきている状況。
ミックの一部の会員さんも、スピッツでかなり釣果をだしています。
南湖でも、これからが本番です。
同時にスタッガーノーシンカーの出番もでてくる。
楽しみながら釣れるスピッツ。
特殊なルアーだけど、他にも様々な使い方ができるワームです。
手に入りにくいかもしれないけど、持ってる人がいたなら是非使っていただきたいです!
リザーバー、川でも効果はありますからね。

長い文章ですいません…
まだ、次に続きますが…

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