未知の世界… 2010.8.4
色んな水の色がある…
透き通った綺麗な水や汚い水。
何回も湖に出ても毎回水の色が変化する。
釣りしてるとバスの表情ばかり気にしてしまうけど、長年やってるとバスや他の魚達を取り巻く環境にも目がいく。
水にも表情があるんだと思う…
綺麗な水だと思っても実際には汚い水だってあるし、汚い濁った水だと思っても例えばタンニンを含む水だと黒くなって汚く見えたりする。
透き通った水が必ず綺麗ってことじゃない。
水の動きや水質の変化によっても魚達の動きが変わる。
大雨が降ったら川は洪水になったりして魚はどっかへ流されたんじゃないか!?なんて思うことも多々ある。
こんなことを考えながら心配するのは釣り人だけでしょうね…
水害がおこるほどの洪水だと魚どころじゃないですが…
ほとんど毎日見ている琵琶湖の水も様々な表情がある。
川と違って湖は荒れたりする。
時には海並みに荒れることがある琵琶湖。
荒れた後は水面にはゴミや切れて流れた藻があちこちに散乱している。
それでも数日間すれば綺麗な水質に戻ったりする。
自然の再生能力ってのは凄いとよく思います。
釣りでは荒れたら釣りにならないけど、荒れたら好都合になることも多々ある。
時には荒れると湖を掃除してくれるような役割もある。
昔の琵琶湖は毎年台風が通り、通った後から翌年は豊漁になるって漁師さんに聞いたことがある。
台風が余分な物を綺麗に流してくれて魚達には住みやすい環境にしてくれるってね。
雨や台風は人間にとって都合の悪いことでも、魚達にとっては良いときもある。
当然きつすぎると駄目なときもあると思いますが…
大雨の前には綺麗だった藻も、大雨後には枯れたりしている。
その藻を触って揺らしてみると藻に付着していた濁った物がモワっと出てくる。
専門的なことはよくわからないけど、藻が綺麗な水に浄化してくれたんだな〜って…
本当に浄化の役目をしているかはわからないけど、藻が多く生えてる岸側から水が澄んでいくのも昔からよく見ている。
昔は曲がりくねった川も、護岸(コンクリート化)され真っ直ぐにされた川が多くなった。
そんな川は大雨が降れば鉄砲水が発生したり…
よどみがない川は一気に何もかも流される。
魚達も?
そんな川は再生能力は低いでしょうね。
ほとんどの川や湖、沼、池が人間の手が加わり変わった以上は当然に昔に比べて変化がおこる。
水の色の変化も目で見えてわかるほどもあると思う。
水は大事です。
水がなければ人間は生きていけない。
水が悪くなれば魚達も生きれない…
綺麗な水しか生きれない魚種だっている。
水の中の世界は未知の世界。
けど、釣りを長年してると水の中に興味が出てきて見ようとする。
釣りで学ぶことは想像以上に多いのだ。
水が綺麗になれば魚達が必ず喜ぶ。
全く関係ないように見えて、これは人間に大きな関係があること。
僕は学者じゃないし感覚でしかわからない。
言葉ではうまく言えないけどね…
そんなことを考えたり思うようになったのも釣りをしてきたからなんでしょうね。
人間の立場からしても環境の見方は大きく変わってくる。
何が正解か不正解かも…
知らない未知の世界が多くある…
湖や川、沼に池に遊ばせていただいていることを常に感謝しながら、まだまだ多くのことを学んでいきながら釣りを死ぬまでしていきたい…
いつまでも日焼けで真っ黒な自分でいたいですね!